セカンドイメージ

2009年9月に補給機こうのとり1号機が打ち上げ

現在、地球の周りを国際宇宙ステーションが飛び回っています。 そこでは無重力による実験や研究が進められているのです。 新たなる物質やシステムが生まれる可能性があるため、世界中が期待を寄せているところです。 そして、この国際宇宙ステーションには日本も大きく関わっています。 その一つが「こうのとり」です。 これは宇宙ステーション補給機、つまり、長期滞在している宇宙飛行士に必要不可欠な物資や研究設備・資材などを輸送するものです。 2009年9月11日に1号機が打ち上げられました。 宇宙ステーションに欠かせない物資の輸送を、赤ちゃんや幸せを運んでくるという伝承のあるこうのとりという愛称がつきました。 すでに5号機まで打ち上げ成功しましたが、1号機に関しては当初は愛称がなかったのです。 というのも、補給機はスペースシャトルと違って使い切りだったからです。 補給を果たしたら地球の海を目指して投下させ、大気圏で燃え尽きる運命でした。 でも、親しみを持ってもらおうと2号機からこうのとりという愛称がついた経緯があります。 補給機というと地味なイメージを持たれる人が多いですが、これがなければ国際宇宙ステーションは成り立っていけません。 そのため、とても重要なミッションであり、そこに日本が関われていることは凄いことです。 今後も、国際宇宙ステーションは維持されていくと言われているため、6号機7号機のこうのとりも活躍するときが来るはずです。