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こうのとり3号機無事に帰還

2012年7月21日、こうのとり3号機は宇宙ステーションに物資を届けるため、日本から宇宙へ飛び立ちました。その後ニュースではこうのとり3号機が宇宙ステーションにドッキングをしたことは報道されていましたが、その後はどうなったのか。実はあまり取り上げられていませんでしたが同年の9月14日にチリの西方沖の大西洋に着水したそうです。こうのとり3号機は大気圏再突入時に、その突入データを送っており、現在ネットではそのときの映像を画像で確認できるようになっています。私たちの知るこうのとりというと、やはり物資運搬の役目が大きいですが、その役目どおりたくさんの物資を積んでいましたがその中身は単に食料だけではありません。実は積み込まれていた物資のうち食料はたったの14%だったのです。では何が積み込まれていたのか。ネットでの発表では、物資のうち半分以上を占める宇宙システムコンポーネントが57%、化学実験材料が22%、クルー用物資が7%だそうです。コンポーネントとはコンピュータの部品などのことで、物資の中には宇宙ステーションの部品も3号機に詰まれていたということです。宇宙ステーションは宇宙を調べるための大事な機関ですし、いかにこの物資運搬が重要な任務だったのか思い知らされました。また無人機ですので無事に宇宙ステーションに到着後、また地球に無事帰還したことは、日本の技術のすばらしさを世界に伝えてくれました。