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こうのとり4号機で打ち上げられたロボット宇宙飛行士・キロボ

地球に住む人間にとってあこがれでもある宇宙ですが、最近では日本人宇宙飛行士の活躍もあり日本人にとっても身近なものになってきています。 種子島にある日本最大のロケット発射場である種子島宇宙センターでの打ち上げには、多くの人々が見学に訪れその様子がニュースで報道されています。 そんな種子島宇宙センターで打ち上げられるロケットに「こうのとり」というものがあります。宇宙ステーション補給機(HTV)と呼ばれるもので、地球の回るを周回している国際宇宙ステーション(ISS)に物資の輸送をする役割があります。送られるものは食料や衣類、各種実験装置など最大6トンもの物資になります。大きさは直径約4m、全長は約10mで重さは大体10トンになります。 宇宙ステーションへの補給は非常に大事なミッションであり、こうのとりの役割も重要であると言えます。補給機は1年に一度の割合で打ち上げられています。 2009年の9月に最初の機体が打ち上げられ、4号機が打ち上げられたのは2013年の8月になります。打ち上げられ、宇宙ステーションとのドッキングを果たした補給機は物資を移動させ一か月程度で切り離されます。切り離された補給機は大気圏に突入しほとんどの部分が熱により燃えてしまいます。燃えない部品については海に投棄されることになります。4号機については2013年の9月に無事任務を終え大気圏に再突入しました。 2015年8月には5号機が打ち上げられ無事にドッキングに成功しています。 宇宙ステーション補給機は後継機の開発がされ、日本の宇宙における活躍がますます期待されてくると思います。